読み
のうはけい
意味
脳波計（Electroencephalograph, EEG）は、脳の電気的活動を測定・記録する医療機器です。頭皮に電極を装着し、脳波（神経細胞の電気信号）を検出します。
特徴と用途
- てんかん、睡眠障害、脳炎、脳腫瘍、認知症などの診断
- 脳死判定や意識障害の評価
- 神経科学やブレイン・マシン・インターフェース（BMI）研究にも活用
主な種類
- 通常脳波検査
- 安静時や刺激を与えながら測定（例：光刺激、過呼吸）
- 長時間脳波モニタリング（ホルター脳波）
- 24時間以上記録し、発作などの異常を検出
- 誘発電位（EP）検査
- 視覚・聴覚・体性感覚刺激に対する脳の反応を測定
注意点
- 電極の装着位置が正確でないと正しい測定ができない
- 筋電図（EMG）や外部ノイズが測定に影響を与えることがある
- 検査前はリラックスし、可能な限り動かないことが重要
脳波計は、脳の異常を非侵襲的に検出し、神経疾患の診断や研究に重要な役割を果たす医療機器です。
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