内視鏡

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読み

ないしきょう

意味

内視鏡(ないしきょう)は、体内の消化管や気道などの内部を観察し、診断や治療を行うための医療機器です。先端にカメラと光源が付いた細長い管(スコープ)を口や肛門などから挿入し、リアルタイムで映像を確認します。


内視鏡の主な種類

上部消化管内視鏡(胃カメラ) → 食道・胃・十二指腸を観察
下部消化管内視鏡(大腸カメラ) → 大腸を観察
気管支内視鏡 → 肺や気管支の観察
カプセル内視鏡 → 小腸などをカプセル型のカメラで撮影


内視鏡の目的

🔹 病気の診断(胃がん、大腸ポリープ、潰瘍、炎症など)
🔹 治療(ポリープ切除、出血止血、異物除去など)
🔹 組織採取(生検)(がんの診断)


検査の流れ(胃カメラの場合)

  1. 前処置(絶食、麻酔や鎮静剤の使用)
  2. スコープ挿入(口または鼻から胃へ)
  3. 観察・処置(必要に応じて組織採取や治療)
  4. 終了後の説明(結果の説明、注意事項)

注意点とリスク

吐き気や不快感(特に胃カメラ)
腸内ガスや腹部の張り(大腸カメラ後)
出血・穿孔(まれに合併症が発生)


まとめ

内視鏡は、消化管や気道の病気を診断・治療するための重要な検査方法です。早期発見・治療に役立ち、近年は鎮静剤の使用やカプセル内視鏡など、負担を軽減する方法も進化しています。

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