読み
いんぼでぃー
意味
InBody(インボディ)は、体成分分析装置の一種で、生体インピーダンス法(BIA: Bioelectrical Impedance Analysis)を利用して、体の組成を詳細に測定する機器です。
InBodyで測定できる主な項目
- 体水分量(細胞内水分・細胞外水分) → 透析患者の水分管理に重要
- 筋肉量・筋肉バランス → サルコペニア(筋肉減少症)評価
- 体脂肪量・体脂肪率 → 栄養状態や肥満の指標
- 部位別筋肉量(四肢・体幹) → リハビリや栄養評価に活用
- 除脂肪量(FFM: Fat-Free Mass) → 体の健康状態の指標
透析患者における活用
✅ 体水分バランスの評価(ドライウェイトの設定補助)
✅ 筋肉量の評価(透析患者のフレイル・サルコペニア対策)
✅ 栄養状態の評価(低栄養リスクの判定)
メリットと注意点
✅ メリット
- 非侵襲的で短時間(約1分)で測定可能
- 透析患者の水分管理や栄養評価に有用
- 筋肉・脂肪のバランスを視覚的に確認できる
❌ 注意点
- 電気抵抗を利用するため、ペースメーカー装着者には使用不可
- 測定前の水分摂取や運動によって結果が変動する可能性あり
まとめ
InBodyは、透析患者の水分管理や筋肉・栄養状態の評価に役立つ体成分分析装置です。特に、ドライウェイトの適正化やフレイル予防に重要なツールとして活用されています。
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