ネブライザー

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読み

ねぶらいざー

意味

ネブライザー(Nebulizer)は、薬液を微細な霧状(エアロゾル)にして吸入させる医療機器です。主に呼吸器疾患(喘息、COPD、気管支炎など)の治療に使用されます。

特徴と用途

  • 気道に直接薬剤を届けるため、即効性が高い
  • 吸入が困難な乳幼児や高齢者でも使用可能
  • 病院・在宅医療の両方で利用

主な種類

  1. ジェット式(コンプレッサー式)
    • 圧縮空気で薬液を霧化
    • 一般的に広く使用
  2. 超音波式
    • 超音波振動で霧化
    • 静音だが、一部の薬剤には不向き
  3. メッシュ式
    • 微細な振動で霧化し、持ち運びやすい
    • 静音・省エネルギー

注意点

  • 吸入後は口をゆすぎ、副作用(声枯れ・口腔カンジダ症)を防ぐ
  • 定期的な洗浄・メンテナンスが必要
  • 薬剤の種類によって使用できるネブライザーが異なる

ネブライザーは、気道へ直接薬剤を届けることで、呼吸器疾患の治療を効果的に行う重要な医療機器です。

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