読み
ねぶらいざー
意味
ネブライザー(Nebulizer)は、薬液を微細な霧状(エアロゾル)にして吸入させる医療機器です。主に呼吸器疾患(喘息、COPD、気管支炎など)の治療に使用されます。
特徴と用途
- 気道に直接薬剤を届けるため、即効性が高い
- 吸入が困難な乳幼児や高齢者でも使用可能
- 病院・在宅医療の両方で利用
主な種類
- ジェット式(コンプレッサー式)
- 圧縮空気で薬液を霧化
- 一般的に広く使用
- 超音波式
- 超音波振動で霧化
- 静音だが、一部の薬剤には不向き
- メッシュ式
- 微細な振動で霧化し、持ち運びやすい
- 静音・省エネルギー
注意点
- 吸入後は口をゆすぎ、副作用(声枯れ・口腔カンジダ症)を防ぐ
- 定期的な洗浄・メンテナンスが必要
- 薬剤の種類によって使用できるネブライザーが異なる
ネブライザーは、気道へ直接薬剤を届けることで、呼吸器疾患の治療を効果的に行う重要な医療機器です。
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