読み
きゅーびー
意味
QB(血液流量, Blood Flow Rate)は、血液透析中にダイアライザーへ送られる血液の流量(mL/min)**を指します。
特徴と役割
- 一般的な設定範囲は150~300 mL/min(患者の状態やシャントの状態により調整)
- QBが高いほど老廃物の除去効率が上がるが、過剰な流量は血圧低下やシャントトラブルのリスクを伴う
- 透析効率(Kt/V)や尿素クリアランス(URR)に影響を与える
調整のポイント
✅ QBを上げる場合
- 透析効率を向上させたいとき
- 患者の血管アクセスが十分な血流を確保できる場合
❌ QBを下げる場合
- 低血圧や心血管系への負担を減らしたいとき
- シャントやカテーテルの血流が不十分な場合
注意点
- シャントやカテーテルの血流状態を確認しながら適切に設定
- 透析中の血圧変動や貧血の影響を考慮することが重要
QBの適切な設定は、透析の効果を最適化しつつ、患者の負担を軽減するために重要です。
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