読み
あーるあい
意味
RI(抵抗指数, Resistive Index)は、シャントの血流抵抗を評価する指標で、血流のスムーズさや狭窄の有無を判断するために用いられます。
RIの計算式
RI = {収縮期最大血流速度(PSV) – 拡張期最小血流速度(EDV)}/{収縮期最大血流速度(PSV)}
正常範囲:0.4~0.7
(※施設や患者の状態により若干異なる)
RIの意味と異常値の例
- 0.4以下(低RI)
- 過度な血流増加が示唆される
- スチール症候群(手の虚血)のリスクがある
- 0.7以上(高RI)
- シャント狭窄・閉塞の可能性が高い
- 血流が悪く、透析効率が低下する恐れがある
RI測定の重要性
- シャントの狭窄を早期発見し、PTA(血管拡張術)などの適応を判断する
- 透析シャントの血流管理を最適化し、長期間の維持を目指す
- スチール症候群や血流不良による合併症を予防する
シャントエコーのRIは、シャント機能を維持するための重要な評価指標であり、定期的な測定が推奨されます。
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