VCV

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読み

ぶいしーぶい

意味

VCV(容量制御換気, Volume-Controlled Ventilation)とは、一定の一回換気量(Vt)を確実に送る人工呼吸器のモードです。

特徴

  • 設定項目:一回換気量(Vt)、呼吸回数(RR)、吸気時間(Ti)など
  • 送る空気量は一定 → 肺に供給される酸素量が安定
  • 吸気圧(P₁)は変動 → 肺の状態によって変わる

使い分け

VCVが適するケース

  • 一定の換気量が必要な患者(呼吸努力が弱い場合)
  • CO₂排出の管理が重要なケース

🚫 注意点

  • 気道圧が上がりやすい(肺が硬くなると圧上昇)
  • 肺損傷のリスクがあるため、圧のモニタリングが重要

VCVは、安定した換気量を確保するのに適したモードですが、肺保護のため圧力管理が必要です。

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